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花粉症対策について

俺は以前から【大前研一ニュースの視点】というメルマガを購読しています。

2023年4月14日配信の記事で花粉症について解説しています。

なおこのメルマガ転載などは許可申請不要とのことで、

紹介します。


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▼日本のお役所仕事では根本的解決は難しい
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岸田首相は3日、
花粉症について、
「もはや日本の社会問題と言っていい」と述べ、
政府で関係閣僚会議を開催し、
情報共有や効果的な対策の組み合わせに
取り組んでいることを明らかにしました。

20年遅いと思いますが、
首相が社会問題だと明言したことは評価します。

現在、花粉症の人は全人口の40%を超えています。

それだけの国民が病気になっているのに、
政府が今まで放置していたことは理解できません。

とはいえ、対策の内容は評価できません。

粘性のある物質を撒いて、
花粉の飛散を抑えるという案は悪くないですが、
診断や薬に補助するのは対症療法に過ぎません。

花粉が少ない杉を植えるなどという案は愚の骨頂です。

これから増える杉が花粉を飛ばさなくても、
いま存在している杉からの花粉が
そのままなら何の解決にもなりません。

そもそもスギ花粉の問題は、
戦時中の木材不足を背景に
成長が早い杉の植林を推奨し、
補助金を出したことが始まりです。

それが戦後には、輸入の木材に比べて
国産木材の競争力が無かったために放置され、
大量の古木が
花粉をまき散らしている状況を作り出しました。

花粉症を本気で対策するなら、
この大量の古木を伐採するしかありません。

補助金を出して伐採を推進すれば、
切った木は価格競争力のある木材として
売ることもできます。

ところが現実は、
未だに杉の植林に補助金を出しているような状況です。

日本の行政の問題として、
一度予算がついた事業はやめられないと
いうことがあります。

花粉症を根本から解決するためには、
このお役所の悪弊を排し、
杉の伐採にお金を使うしかありません。


もしこの記事について問題あるようでしたら、

投稿お願いいたします。






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コメント 2

Boss365

こんにちは。
花粉症対策、なる程です。根本解決になる案が欲しいですね。
「古木を伐採」正道な意見です。
災害の多いニッポンなので、地盤や土壌なども考えて・・・
「100年の森づくりが求められている」と感じています!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2023-04-19 12:45) 

猫またぎ

Boss365様
コメントありがとうございます。
まあ、岸田政権では無理でしょう。
あの人口だけだからねぇ。
by 猫またぎ (2023-04-19 16:09) 

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